こんな人におすすめ
- 海辺の豪邸・裕福な一族の暮らしぶりに興味がある
- ミステリー要素のある群像劇が好き
- 実在の高級リゾート地の雰囲気を味わいたい
- ※ネタバレなしで、作品の魅力を紹介します
作品基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 原題 | The Perfect Couple |
| 配信サービス | Netflix |
| 製作国 | アメリカ |
| 主演 | ニコール・キッドマン、リーヴ・シュライバー、イヴ・ヒューソン、ダコタ・ファニング |
| 話数 | 全6話のリミテッドシリーズ |
| ジャンル | ミステリー・ドラマ |
| 原作 | エリン・ヒルダーブランドの同名ベストセラー小説 |
結婚式前夜に起きた事件
マサチューセッツ州の南に浮かぶ高級リゾート地ナンタケット島。島でもっとも裕福なウィンバリー家で、結婚式前夜の華やかなリハーサルディナーが行われます。しかし翌日、新婦の親友が遺体で発見され、結婚式は一転して悲劇の現場となってしまいます。著名な小説家である母親をニコール・キッドマンが演じるミステリードラマです。
特に印象に残っているのは、青い紫陽花が咲き誇る庭で、家族全員が完璧な笑顔を作って写真撮影に応じるシーンです。少し前まで緊迫した会話をしていたはずの家族が、カメラが向けられた瞬間に「絵に描いたような裕福な一族」の顔に切り替わる、その演技の切り替えの巧さに、この作品のテーマそのものを見た気がしました。
実はナンタケット島ではなく、ケープコッドで撮影
物語の舞台はナンタケット島という設定ですが、実際の撮影の大部分は、フェリーで2時間以上かかるナンタケット島ではなく、本土側のケープコッド・チャタムという街で行われました。ウィンバリー家の豪邸「サマーランド」の外観は、チャタムのイーストワード・ポイントという地区にある、プレザント湾に面した実在の邸宅です。制作陣はこの家に、青い紫陽花を植えて世界観を作り込んだそうです。
このほか、チャタム・ビーチ&テニスクラブや、警察署のセットに改装された地元のショッピングプラザなど、街のあちこちが撮影に使われました。ナンタケット島そのものも、上空からのドローン撮影など一部のシーンで使われています。
日本からのアクセス
撮影の舞台となったケープコッドやナンタケット島へは、ボストンを経由してアクセスするのが一般的です。日本からボストンへの直行便はなく、アメリカ国内の主要都市を経由することになります。
一見完璧に見える一族の、隠された素顔
物語が進むにつれ、一見理想的に見えた一族の裏側にある複雑な人間関係が少しずつ明らかになっていきます。誰もが容疑者となる中で、それぞれが抱える秘密が絡み合っていく展開も見どころです。
同じ「海辺の豪邸×富裕層の秘密」というテーマでは『セイレーンの誘惑』も思い浮かびますが、あちらがカリスマ的な一人の女性を中心に据えた濃密な人物描写なのに対し、本作は「誰が犯人か」という謎解きの構造がある分、家族全員に容疑がかかる群像劇としての緊張感がより強いのが違いです。個人的には、「裕福さは、頑張っていないように見せることこそが本物」というプロデューサーの言葉通り、豪邸の作り込みが単なる背景ではなく、この一族の虚飾そのものを表現する装置になっている点が印象的でした。
筆者評価
🌍 景色にうっとり度:★★★★★
(紫陽花に彩られたケープコッドの海辺の邸宅)
👥 人間関係ドロドロ度:★★★★★
(一見理想的な一族の、隠しきれない秘密の数々)
🔁 はまり度:★★★★★
(次々と容疑者が入れ替わり、一気見が止まらない)
まとめ
『理想のふたり』は、ケープコッドの実在の邸宅を舞台に、裕福な一族の隠された素顔を楽しめる一作です。景色を楽しみながらミステリーにも浸りたい人におすすめです。
個人的には、最後まで「一体誰が犯人なのか」全く読めず、すっかりのめり込んでしまいました。次々に容疑者が入れ替わっていく展開のテンポが良く、目が離せないまま一気見してしまうくらい面白かったです。
そして何より、ニコール・キッドマン演じる母グリアが、物語の終盤で見せる素顔には驚かされます。詳しくは書けませんが、それまでの完璧な佇まいとのギャップに、思わず笑ってしまうシーンでした。


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